早島町議会6月定例会開会 パワハラ問題「第三者委設置」 町長が表明
早島町議会6月定例会が開会しました。
市民から訴えのあった一部町議会議員のパワハラ問題について、町が第三者委員会を設置し、調査する方針を明らかにしました。
会議の冒頭、佐藤博文町長が次のように発言しました。
パワハラ問題を巡っては今年4月、町民有志が、実態調査や再発防止などを町と議会に求めました。
要望書によると、町議会の一部議員が職員へ威圧的な言動や人格を否定する発言を繰り返したことから、2年間で4人の課長が休職を余儀なくされたなどとしています。
町では第三者委員会の委員選定を急ぐとともに、委員会設置の条例制定や委員報酬の予算を議会に諮る方針です。
また、町民有志は町議会にも調査や再発防止などを求める要望書を提出しています。
水畑稔議長は、今月中に勉強会を開いてハラスメントの認識を理解したうえで、特別委員会の設置やハラスメント防止条例の制定などに取り組む考えを伝えました。
きょうの定例会では、6つの議案が執行部から提案されました。
一般会計補正予算案は、6800万円あまりの増額で、去年の同じ時期に比べ1億2200万円あまり減っています。
去年分の定額減税の支給額に不足がある2086人を対象に追加の給付金を支払うために7700万円を予算化しています。
一方、年度末までに退職した中堅職員が増えたことから、人件費1200万円を減額しました。
予算以外では、早島駅周辺整備で新たに設置される地域交流施設に関する条例制定案が提案されました。
公園や屋外広場のほか、屋内施設として駅北口に「はやしまカケハシホール」、駅南口に防音設備を備えた「スタジオIgunityはやしま」を整備します。
屋内施設の利用料は町民が1時間1000円で、管理は指定管理者に任せます。
6月定例会は来週9日(月)から議案審議を行い、20日(金)に議決、閉会します。




