倉敷で生まれた和のあかり「切子ちょうちん」を作る講座が小学生を対象に開かれました。
「切子ちょうちんデコっちゃお☆」と題された体験講座は倉敷公民館で初めて開かれ倉敷市内の小学生およそ20人が参加しました。講師は切子ちょうちんを製作している倉敷光作所の須山恭安さんが務め子どもたちに作り方を説明しました。材料は、厚紙で作られた骨組みとトレーシングペーパーです。三角形や四角形の骨組みに筆を使って丁寧にのりを塗りちょうちんの形に組み立てていきます。そのあとはデコレーション。倉敷発祥のマスキングテープや、シール、和紙を使って思い思いのデザインにしていきます。子どもたちはマスキングテープの色の組み合わせに悩んだり和紙をちぎって花の形にしながら世界でひとつだけのオリジナル切子ちょうちんを完成させました。
会場には照明を落とした部屋が準備され、須山さんが手掛けた「希莉光あかり」とともに子どもたちが手作りした切子ちょうちんの温かみのある光を楽しみました。
子どもたちは今日作った切子ちょうちんを夏休みの工作として学校に提出するということです。講師の須山さんが手掛ける倉敷光作所の作品展が8月1日(金)から開かれるということです。今回は夏をテーマにした作品を中心に展示されます。