きのう(30日)朝、ロシアのカムチャツカ半島沖で発生した地震によって岡山県に一時津波注意報が発令されました。
倉敷市・玉野市では沿岸部の地域に避難に関する情報が発表され公共施設や交通機関に影響が出ました。
きのう午前8時25分ごろに発生した地震によって気象庁は午前9時40分、岡山県に津波注意報を出しました。
最大で1メートルの津波の到達が予想されていましたが岡山県では津波の到達は確認されずきのう午後8時45分に注意報は解除されました。
注意報の発表を受けエリア内の自治体では災害対策本部が設置され避難に関する情報が出されました。
倉敷市では、水島地区、児島地区玉島地区の沿岸部に「避難指示」が発令されました。
小中学校やヘルスピア倉敷などの施設で自主避難者およそ230人を受け入れたほか午後6時から10か所に自主避難所を開設しました。
また、玉野市は沿岸部の地域に「高齢者等避難」を発表し市民センターなど7カ所に避難所を開設。
3世帯4人が避難しました。
公共施設や交通機関にも影響がありました。
倉敷市では、公民館や児童館など12の公共施設を閉館したほか沙美海水浴場での遊泳を禁止しました。
また、沿岸部の幼稚園や保育園を閉園し中学校の部活動が一時中止となりました。
玉野市でも渋川海水浴場の遊泳が禁止となったほか商業施設などで営業時間の短縮がありました。
このほか、宇野港と直島を結ぶフェリーや水島臨海鉄道の沿岸部に近い区間沿岸部を走るバスなどが一時運転・運航を取りやめるなど交通機関にも影響がありました。
岡山県に津波注意報が発令されたのは東日本大震災が発生した2011年以来でした。