名誉あるメダルが倉敷に里帰りです。倉敷天文台に元研究員である
岡林(おかばやし)滋樹(しげき)さんが新しい星を発見した時に受賞したメダルが寄贈されました。
倉敷天文台に寄贈されたのは、倉敷天文台の元研究員・岡林滋樹さんが受賞した新しい星を発見した人に贈られる3つのメダルです。
きのう(11日)、国立天文台の山岡均さんが倉敷天文台を訪れ、メダルの詳細が明らかになりました。岡林さんは、1936年にいて座の新星を発見。
日本天文学会が日本天文学会天体発見賞として初めて制作したメダルを受賞しました。
そして、岡林さんは、1939年に倉敷天文台の研究員に就くとその翌年、世界で初めての発見となる新彗星を倉敷天文台で見つけました。
倉敷天文台を拠点に活動したアマチュア天文家・本田実さんも同じ時期にその彗星を発見したことか岡林・本田彗星と名付けられ、2人に2つずつメダルが贈られました。
岡林さんにとって2つ目となる天体発見賞メダルとアメリカの太平洋天文学会が彗星発見者に授与していたドノホーメダルです。この3つのメダルは岡林さんが倉敷天文台を退職したのち大阪府の豊津中学校に保管されていましたが、来年で倉敷天文台が設立から100年を迎えることから岡林さんの親族から寄贈されました。