玉野市の公共交通について考える玉野市地域公共交通会議が23日、
玉野市役所で開かれました。
今年度3回目となる会議には、交通関係者や学識経験者、自治会の代表などおよそ30人が参加し、予約制乗合タクシー「シータク」や、コミュニティバス「シーバス」などの現状と課題が話し合われました。
シータクについては、利用者の評価は高いものの、運行が遅れる場合があるとの報告があり、シータクをGPSで追跡した結果が発表されました。
これに対し、委員からは、
「高齢の利用者にとっては、待ち時間を立ったまま過ごすのはつらい」
という意見や、
「地区によっては長距離移動となる場合が多く、どうしても遅れる場合がある」
という意見があり、待ち時間の負担を軽減する方法が話し合われました。
また、昨年5月から導入されたシータク配車システムの検証結果が報告され、受け付けがスムーズになり、運用ミスの防止にも効果があると評価されました。
シーバスについては、老朽化が進んだ車両の買い替え案や、利用促進対策として、市内の高校と協力して、車両のデコレーションを行った例が報告されました。
また、今年1月から実証運航している石島航路についての報告も行われ、
1月の1日あたりの利用者は6.3人でした。