国道180号の改築工事に伴い発掘調査が進められている総社市の刑部遺跡と神明遺跡が地域住民などへ公開されました。
岡山県古代吉備文化財センターでは現在、刑部遺跡の鎌倉時代の集落跡と神明遺跡の弥生時代から古墳時代の集落跡を調査しています。公開された遺跡では、調査がどのように進められているか実際の作業の様子を間近で見てもらい、埋蔵文化財に関心をもってもらおうという目的で現地公開となりました。神明遺跡には地元、総社北小学校の6年生も見学に訪れました。文化財センターの職員から、弥生時代の丸い竪穴住居の跡や土の色が黒っぽい所で火をつかっていたことがわかることなど説明を受けました。児童たちは、4月に社会の授業で学んだ古代について、本物の遺跡や出土品を、自分の目で確かめていました。
岡山県古代吉備文化財センターでは今年度中に刑部遺跡の調査を終え、神明遺跡は今年秋ごろまで調査を行うことにしています。