玉野市の和田地区と御崎地区の住民が巨大地震を想定した避難訓練を行い、いざという時の備えを再確認しました。
玄関先に掲げている黄色いハンカチ。これは「避難している」という合図で、世帯ごとの安否確認がスムーズにできるよう、東日本大震災を教訓に全国展開している取り組みです。和田・御崎地区では今年、黄色いハンカチ作戦を初めて実施したところ、1700世帯のうち6割程度が掲げたということです。そして町内会ごとに一時避難場所へ集まった住民は、手を取り合って高台の広域避難場所まで向かいました。会場では日比中学校の生徒18人が今年初めて運営ボランティアとして参加し、住民を案内しました。今年避難場所となる生涯学習センター・ミネルバと日比小学校に避難した住民は426人と犬5匹でした。このあと住民は、消防署の職員からAED自動体外式除細動器や消火器の使い方を学び、いざという時の対応を学びました。主催した和田・御崎地区自主防災組織連合会では、今後ペット同伴での避難方法や避難所での対応を研究していくということです。