総社市立総社北小学校の6年生が、学区内にあるヒイゴ池湿地の昆虫や植物を観察しました。
総社北小学校では毎年、6年生が総合学習の一環として貴重な動植物が生息するヒイゴ池湿地について学んでいます。
今年は28人の児童が、ヒイゴ池湿地の維持管理をしている北の吉備路保全協会の萱原潤さんや総社市環境課の職員から説明を聞きながら、湿地に暮らす生き物を観察しました。
ヒイゴ池湿地はサギソウなど700種以上の植物と、世界最小級のハッチョウトンボなど500種以上の昆虫が生息していて、狭い範囲の生態系に多くの種類の生物が暮らす生物多様性の高い湿地です。
ヒイゴ池湿地は平成5年に岡山自動車道の建設計画で一時消滅の危機にありましたが、市民団体の働きかけなどにより、道路構造が変更され保護されました。
児童たちは、貴重な動植物を観察しながら、自然を守る大切さを学んでいました。
総社北小学校では、毎年、アルミ缶の回収などを行い、集まったお金を北の吉備路保全協会へ寄附するなどヒイゴ池湿地の保全活動にも取り組んでいます。