倉敷市消防局は民間の砕石工場を借りて土砂災害を想定した実践的な訓練を初めて行いました。
倉敷市酒津の砕石工場で行われた訓練には倉敷市消防局と市の職員13人が参加しました。
訓練は斜面が崩れ走行中の車が埋まったという想定で行われました。
まずはドローンを使って被害状況を確認していきます。
ドローンの映像から周辺の道路状況が悪いと判断し隊員は水陸両用のバギーに乗って現場に向かいます。
崩落現場につくと埋もれた車の捜索です。
ここで用いられたのが土砂や倒壊した家屋の中から声や動きを音で検知できる専用の機材です。
この機材を使いながら効率よく車の埋まっている場所を見つけスコップで掘り進めて行きました。
そして隊員は専用のカッターで車の天井を切って車内に入り埋まっていた人に見立てた人形を救助しました。
今回の訓練は倉敷市消防局から要請を受けた民間会社の第一砂利が場所を提供して行われました。
倉敷市消防局では土砂災害を想定し実践的な訓練を行うのはこれが初めてです。
倉敷市消防局では来年度も行っていきたい考えです。