倉敷市北部にある高鳥居山でハイキングしながら地質を学ぶ地学観察会が行われました。
地学ハイキングには19人が参加しました。
高鳥居山は、マグマが地下深くで長い年月をかけて固まってできた花こう岩からなる山です。
はじめに倉敷市自然史博物館地学担当の武智泰史学芸員が、「花こう岩は灰色の石英や黒い黒雲母などの鉱物が集合していること」を説明し、参加者はハイキングをしながら花こう岩の風化や浸食の様子などを観察しました。
高鳥居山の登山道には石が風化してできた「まさ土」や気温の変化などによって岩肌の表面にできたひずみがあります。
大きな岩を積み上げたような岩塊は自然によって出来たものです。
参加者は岩塊の直線的な割れ目に沿って風化や浸食がすすんでいる様子を確認しました。
参加者は自然により変化していく岩石について学びながら頂上を目指しました。
地学観察会は、これまでも行っていましたが、高鳥居山で行ったのは今回が初めてです。