倉敷市は去年7月、国の「SDGs未来都市」に選定されています。
倉敷市の福田中学校区では、9日、地域の人に「子どもの人権」について考えてもらおうと人権集会が開催されました。
この集会は、地域の人々や若い世代にSDGsの目標である貧困に終止符を打つや質の高い教育、などについて考えてもらおうと福田中学校区人権学習推進委員会が開いたものです。
福田中学校区の学校関係者や倉敷古城池高校の生徒などおよそ40人が集まりました。
講師には、「水島こども食堂ミソラ♪」代表の井上正貴さんと、倉敷市出身でオランダ在住のフードコーディネーター、白神三津恵さんが招かれました。
2020年にユニセフが実施した「子どもの幸福度」調査では、オランダが38ヵ国中、1位なのに対し日本は20位となっています。
白神さんは、この順位の違いは、子どもの「心のゆとり」が関係するのではないかと話し、学習面や家族間の会話などオランダと日本の子どもたちを取り巻く環境の違いを話しました。
また、井上さんはコロナ禍での支援として生活が困窮している家庭へ食材配達を行う取り組みなどを参加者に話しました。