西日本豪雨で被災した倉敷市真備町で去年4月、名産の竹を使った商品の販売に向けて1人の若者が立ち上がりました。
その挑戦は商品の販売だけにとどまらず、全国共通の「復興ブランド」として企業をつなぎ、被災地への支援物資などを円滑に届ける「ネットワーク」を構築しようとしています。
竹を使った商品の第1弾として、竹から採れるアミノ酸を多く含む水分で作った化粧水を今年の春に販売する予定です。
亀鷹さんは豪雨災害から1年後に真備町の地域おこし協力隊として活動を開始しました。
被災した事業所の調査などを行っているうちに名産である竹の魅力に触れ、起業を思い立ちました。
化粧水など現在9種類の商品の開発を進めていて県内外の店舗やインターネットで販売していく予定です。
それと同時に亀鷹さんは災害時の防災ネットワークを構築するため、「全国共通のロゴマーク」を作ることにしました。
参加企業は東北や九州など全国を対象としていて、このマークを付けて商品を販売した企業は売り上げの一部を寄付することになります。
集まったお金は、高圧洗浄機や仮設トイレといった災害時に必要な備蓄品の購入に充て、災害が発生したときに支援物資を提供する側と受け入れる側の拠点にしようと考えています。
現在、この真備町から全国へ向けた防災ネットワークを構築するにあたり、亀鷹さんはクラウドファンディングで支援金を募っています。
寄付額は1口1500円からで金額に応じて真備町の竹を使った返礼品などもあります。
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