今年度、倉敷芸術科学大学大学院の博士課程を修了する大橋裕子さんの作品展が加計美術館で開かれています。
会場には、大橋裕子さんが大学院の3年間で描いてきた油絵や版画、日本画など24点が展示されています。
大学時代、絵画を学んでいた大橋さんは、就職後も創作活動を続け、より芸術を深めようと56歳から倉敷芸科大の大学院で学んできました。
大橋さんの作品には「しわ」が多く描かれていて、大学院では、「しわ」の持つ芸術性について研究を行ってきました。
こちらの体の中を表現した作品では無数の「しわ」が細かく描かれています。
およそ1年間、手をかけて作ったこの作品を通して見た人に時間の経過を感じてもらおうと描き上げています。
この他にも、大橋さんが3年かけて追究してきた「しわ」と時間の世界観に浸ることができます。
倉敷芸術科学大学大学院・博士課程修了展は今月14日まで加計美術館で開かれています。