西日本豪雨災害を教訓に、自力での避難が難しい高齢者や障がい者の個別避難計画=「要配慮者マイ・タイムライン」づくりに役立ててもらおうという支援動画が完成し、試写会が行われました。
この動画は、国土交通省高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所が制作しました。
ストーリーは、豪雨時、ボートで自宅の2階から救出された独り暮らしの高齢男性宅に、家族や近所の人、民生委員、ケアマネージャーが訪れ、一緒に避難計画を考えていくという内容です。
脚本や出演は老いや認知症など老人介護をテーマに岡山県内で活動する劇団「OiBokkeShi」が担当しました。
動画はおよそ10分で、親しみやすい内容で避難への備えについて訴えています。
上映会には、真備地区の民生委員などが訪れ、今後の避難計画の参考にしていました。
2018年の西日本豪雨で犠牲になった人の多くが、高齢者や障がい者など支援が必要な人でした。
豪雨の教訓をもとに、河川事務所は地域で支援が必要な人の避難計画を立てるよう呼びかけていて、今回制作された動画はマイタイムラインをPRしようというものです。
動画は、高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所のYouTubeチャンネルで公開されています。
また、今後希望者にDVDを配布する予定です。