老朽化が進む玉野市本庁舎の整備方針検討会が開かれました。
1966年に建てられた玉野市役所本庁舎は、築54年と老朽化が進んでいます。
今月(2月)1日に開かれた1回目の会議では現在の玉野市役所が耐震基準を満たしていない、などの診断結果の説明がありました。
仮に耐震の補強工事をして20年ほど使用する場合改修費が19億4700万円。
また、今の職員数を基にした総務省基準の試算方法で建て替えた場合はおよそ48億円かかるとしています。
きのう(17日)行われた第2回の検討会には、建築が専門のノートルダム清心女子大学の上田恭嗣名誉教授や岡山県立大学で防災やICTを専門としている斉藤美絵子准教授など17人が出席し、意見交換を行いました。
上田教授は、現在の市役所に吹き抜けがあるのはデザイン的には良いと思うが、働く空間が非常に狭くなり市民サービスが行いづらい環境になっていることを指摘しました。
玉野市では今回あがった意見を集約し市議会と方向性を詰めていく予定です。