端午の節句にまつわる企画展が、倉敷市児島の野﨑家旧宅で開かれています。
男の子の健やかな成長を願って飾られる兜。
故事成語「登竜門」の由来となった滝を登る鯉は、出世を意味しています。
会場には、野﨑家が所有する江戸から昭和にかけて作られた「端午の節句」にまつわる調度品およそ30点が並びます。
こちらは、塩田王と呼ばれた野﨑武左衛門の孫・元蔵が所有していたとされる甲冑です。
江戸時代に作られたもので、細部まで丁寧に仕上げられています。
また母屋には、およそ100年前の長さ6メートルを超える鯉のぼりが初めて展示されました。
そのほか、力強さや勇気の象徴となっている桃太郎の掛け軸や武者人形、子どもたちに親しまれたカルタなどの玩具も合わせて展示しています。
【インタビュー】
■野﨑家旧宅学芸員 宮崎健司さん
春季企画展「端午の節句」は、6月20日まで野﨑家旧宅で開かれています。
終わり♯