新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種の予約が10日から始まるのを前に、総社市では希望者がもれなくスムーズに接種できるよう、地域での連携を確認しました。
総社市内各地区の地域づくり協議会と民生委員の代表30人が集まって会議を開きました。
総社市では総合福祉センターと昭和公民館の2か所で集団接種を、市内28の医療機関で個別接種を行います。
対象となる65歳以上の高齢者はおよそ2万人です。
インターネットに慣れない人が多いことから、電話予約を中心にしています。
また、移動手段のない人には予約制乗り合いタクシー「雪舟くん」などを使って無料で送迎するなど、高齢者が接種しやすい環境を整えています。
会議では片岡聡一市長が、予約の仕方がわからない、またワクチン接種そのものを知らない高齢者を見逃さないよう、声掛けや予約の手助けに協力を求めました。
総社市では集団・個別あわせて1日800回の接種を行い、高齢者の1回目の接種を7月上旬までに終えたい考えです。
市では予約の空き状況をホームページなどで知らせるなど、情報提供にも力を入れる方針です。