岡山県はきのう(12日)、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請しました。
重点措置の指定に先駆け、県は岡山市中心部を対象としていた飲食店などへの営業時間短縮の要請をあす(14日)から倉敷市全域にも拡大します。
◇時短営業知らせる張り紙行う様子きょう午前11時頃、倉敷市内のうどんチェーン店ではあすからの時短営業を知らせる張り紙が取り付けられました。
こちらの店は午後9時までだった営業を1時間早く切り上げます。
時短要請を受けて県は倉敷市内全域の飲食店にあす(14日)から今月末まで、営業時間を午後8時までに短縮するとともに終日、酒類の提供を行わないよう要請します。
深夜まで営業を行う居酒屋店など注文に酒類の割合が多い飲食店とっては大きな影響が出そうです。
時短要請、酒類提供不可の影響について倉敷市によりますと時短要請の対象となる飲食店などは市内に少なくとも3000軒以上あるということです。
要請に従った場合中小企業には売り上げに応じて1日あたり2万5000円から7万5000円、大企業には最大で20万円の協力金が県から支給されます。
あすからはじまる時短要請。
市内の飲食店などにとっては厳しい状況が続きそうです。
なお、「まん延防止等重点措置」が適用された場合、岡山県知事は事業者が正当な理由なく時短要請に応じない場合、命令を出すことができ、命令に従わない場合、20万円以下の過料を科すことができます。