新型コロナウイルスの感染患者急増により病床がひっ迫していることから岡山県は新型コロナ患者の確保病床を70床増やしたことを発表しました。
また入院先が決まるまでの間コロナ患者を一時的に受け入れる待機施設を今月下旬に岡山市に設置します。
けさ岡山県庁で新型コロナウイルスの対策本部会議が開かれました。
直近一週間の感染状況が説明され病床使用率や新規陽性者数など6つの項目中5つが国のステージ判断の指標でステージ4に該当しました。
その中で入院医療の病床使用率は先週より13・4ポイント悪化し重症者用の病床使用率とともに指標の50%を大きく上回っています。
県ではこうした状況から医療機関に対してコロナ患者用の病床を増やせるよう要請し一般病床の一部を閉鎖したり一般の入院患者を転院させたりするなどして確保病床数を70床増やしたことを発表しました。
これで県内の確保病床は482床となります。
また入院先が決まるまでの間に息苦しさを訴えるなど一時的な治療が必要なコロナ患者を受け入れる待機施設を5床設けることを決めました。
施設には酸素濃縮装置などを整備し一時的な治療を行います。
待機施設は岡山市の県精神科医療センターに今月下旬設置され利用状況によっては10床まで増やす予定です。