岡山県を代表する夏の味覚「マスカット オブアレキサンドリア」の出荷がきょう(31日)から始まりました。
今年3月に新たな選果場が整備された倉敷市船穂町のフルーツフラワーセンターには農家からおよそ1トンのマスカットが持ち込まれました。今年は、糖度が増す5月中旬に晴れの日が少なかったため生育が少し遅れていますが、例年通りの甘みと酸味のバランスがとれた香り高い仕上がりになっています。
選果場では、検査員が粒の大きさや、形、糖度などを確認し等級を決めていきました。贈答品として百貨店などに並ぶことが多いマスカットですが、去年は新型コロナウイルスによる巣ごもり需要でインターネットでの売り上げが伸びたそうです。コロナ禍で迎える2回目の出荷は緊急事態宣言発令中となりました。
【インタビュー】
船穂フルーツフラワーセンター 片岡剛志 センター長「緊急事態宣言発令が予想される中での生産だったが、例年と同じ時期に出荷できた。いろんな人に船穂のマスカットを食べていただきたい」
きょう(31日)、出荷されたマスカットは あす(1日)卸売市場を経由し県内外の百貨店などに並びます。船穂町のマスカットの出荷は9月いっぱいまで続く見込みです。