岡山県に発令された「緊急事態宣言」はきょう(1日)から延長期間に入ります。
県内有数の観光地倉敷美観地区の店からは営業を継続するか休業するか苦悩の声が上がっています。
6月1日からの延長期間も飲食店に関しては引き続き時短営業や酒類の提供を行う店舗への休業が要請されています。
美観地区内で千屋牛を使った料理を提供する「冨来屋本舗 別館」も現在、営業を取りやめています。
「緊急事態宣言」発令後すぐに鮮度が命の肉は仕入れを中止。
お店で提供するはずだったビールや観光客用の土産物などは賞味期限が切れるなど期間の延長に伴った問題が発生していますが、休業を継続します。
また、きょう(1日)からは大型集客施設を対象にした土日の休業要請が取り下げられます。
イオンモール倉敷やアリオ倉敷では午後8時までに時間を短縮し土日祝日の営業を再開。
天満屋倉敷店は午後7時までの通常通りの営業を行います。
大型集客施設への要請が緩和される中、小売店からは悲痛な声が上がっています。
美観地区内で観光客向けに備前焼の販売を行う倉敷一陽窯は延長期間中も営業を続けます。
緊急事態宣言発令後、周りのお店が休業するのに合わせ美観地区を訪れる観光客は激減。
休業を決断しても協力金はなく、観光客が少ない中営業を続けている現状に頭を抱えています。
緊急事態宣言の延長期間は今月20日まで。
観光地の店では辛抱の日々が続きます。