倉敷市児島のホテルが新型コロナを乗り切る新しいプランを打ち出して奮闘しています。
白い砂浜と瀬戸内海の多島美が目の前に広がるロケーション。
全室オーシャンビューの下電ホテルです。
去年5月から2カ月間はコロナ軽症患者の受け入れ施設となっていました。
営業再開後、試行錯誤するなか、JR西日本との事業で今年4月にプレオープンしたグランピング施設が功を奏しています。
今年5月の客室稼働率はおととしの5月と比べて73%減少しているもののこちらのグランピング施設は、地元の人を中心にこれまで25組が宿泊していて、ゴールデンウイーク期間中も満室となりました。
しかし…、夏の集客に弾みをつけようと試みていた矢先、岡山県に2度目の緊急事態宣言が出されました。
そこで打ち出したのがキャンプ飯が楽しめるホテルプランのテイクアウトです。
魚介の旨味がつまったパエリアやアクアパッツァ、ブイヤベースのほか、燻製のオリーブオイルで深みを増したローストビーフなど5種類がセットになっています。
税込み9000円で1セット2~3人分、加熱するだけの簡単調理です。
(※オンライン購入は税込み1万円グランピング施設は夏のグランドオープンをめざして準備が進められています。
苦境を乗り切るアイデアが求められているホテル業界。
下電ホテルの新たなプランがどのような経済効果を招くか期待されています。