岡山県の新型コロナ感染状況が改善して、最悪のステージ4からおよそ1ヵ月ぶりにステージ3に引き下げられました。
伊原木 隆太知事が11日の臨時会見で明らかにし、「ただ人の流れが増加傾向にあるので決して気を緩めることなく感染対策に協力してほしい」と呼びかけました。
県内の直近1週間の感染状況は6つの項目のうち感染経路不明を除く5つの項目で前の週を下回りました。
ステージ4の指標が続いていた10万人たりの療養者数は前の週からおよそ半数減ってステージ3も下回る14・23人へと改善しています。
また、確保病床の使用率も前の週から17・79ポイント減り、ステージ3に該当する33・7%に下がっています。
その他の重症者用病床使用率、PCR陽性率、新規陽性者数、感染経路不明割合はいずれもステージ3を下回っています。
緊急事態宣言の期限まであと10日になったことについて伊原木知事は「期限を早めて解除してもらうことは考えていない」と答えました。
同時に宣言が必ず解除できるよう対策を続けることを前提としながら21日以降は「まん延防止措置などの申請は考えていない」ことも明らかにしました。
高齢者のワクチン接種状況については23万5千人余り、41・6%が1回目の接種を終え、2回目は2万2千人余りの3・9%が接種したと発表しました。