KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

新型コロナウイルス「緊急事態宣言」が、６月２０日の期限で岡山県は解除になります。
県はきのう夜、対策本部会議を開き宣言終了後の２１日からを「リバウンド防止強化期間」として岡山市内のみ飲食店に対して時短要請継続を決めたほか、県民には引き続き感染防止対策を呼びかけました。


岡山県の感染状況は爆発的な感染拡大を示す「ステージ４」だったおよそ１カ月前から大幅に改善されました。
直近１週間は、一時８割を超えていた病床使用率が２０・７％まで減少したほか、重症者用病床の使用率６・９％、１０万人当たりの新規陽性者数２・９１人など落ち着いていて県では現在の状況を「ステージ２」と判断しました。
宣言終了後の対策としては２１日から来月２０日までを「リバウンド防止強化期間」として設定します。
このうち、岡山市内の飲食店のみを対象に酒類の提供は午後８時まで、営業時間は午後９時まで短縮するよう要請します。
倉敷市など岡山市以外の県全域の飲食店や大規模集客施設などに対しての休業や営業時間短縮の要請は宣言解除とともに終了します。
「リバウンド防止強化期間」中、県民に対しては(1) 感染拡大前から外出を５割削減する(2) 会食は４人以下、時間以内で(3) 引き続き３密回避を(4) 感染拡大地域との往来は避け、移動後２週間は体調管理に注意(5) １枚のマスクがあなたを守る—との５つの「岡山ルール」を示して引き続いての感染予防対策を呼びかけています。
また、倉敷市もきのう（１７日）夜対策本部会議を開き、緊急事態宣言解除後の施設の運用などについて決定しました。
倉敷市では、２０日まで臨時休館としていた市内各施設の利用を２１日から再開します。
ただし、定員がある施設に関しては本来の定員の半数程度に人数を制限して利用することや合唱や吹奏楽、カラオケなど大きな声を出す活動については引き続き自粛を要請するなど感染対策をしながらの再開となります。
また、学校での活動についても制限を緩めていきます。
中止または延期となっていた校外学習や運動会などの学校行事については参加人数の制限や時間短縮をしながら実施します。
宿泊を伴う行事については原則延期となります。
部活動に関しては、他校との練習試合は引き続き自粛を求めますが校内での練習については通常通り実施できます。
ここ１週間での新規感染者が１５人と感染が落ち着きつつある倉敷市ですが、伊東香織市長は引き続き感染対策を徹底するよう呼びかけました。
その他の自治体についてです。
総社市・玉野市・早島町いずれの自治体も倉敷市と同様に臨時休館となっていたすべての施設の利用を２１日から順次再開します。