玉野市の由良病院精神科デイケア利用者による作品展が宇野駅近くの駅東創庫で開かれています。
会場には、由良病院精神科デイケアに参加する16人の個性豊かな作品が並びます。
由良病院では、患者や利用者の手先やコミュニケーション力の向上のため、折り紙や色鉛筆などを使った作品作りを行っています。
毎年9月に病院内で開催されるバザーに合わせて作品の展示を行っていましたが、新型コロナウイルス感染防止のため去年からバザー開催を中止。
日ごろの成果を多くの人に見てもらおうと、初めて院外で展示会を行いました。
こちらの壁画は、16人が協力してテーマやデザインを決めて制作しました。
花びら一枚一枚を貼る工程がとても盛り上がり、横2メートル、縦1メートルの紙を大幅にはみ出した迫力のある作品となっています。
また、形が面白いこちらのランプシェード。
素材をよく見てみると、なんとアイスの棒でできています。
初めて院外で展示会をすると知った利用者の一人がこの日のために、およそ1ヵ月半かけて制作したそうです。
そのほかにも色鮮やかな力作が並んで、訪れる人を待っています。
由良病院デイケアアートギャラリーは、明日(17日)まで駅東創庫で開かれています。