倉敷市の介護保健施設が新型コロナの影響で外出を自粛したいデイサービスの利用者を対象に、自宅でリハビリができるメニューを提案しています。
倉敷市真備町の介護保健施設「ライフタウンまび」のデイサービスセンターでは、新型コロナの影響で利用を控えている人の自宅をスタッフが訪問し、新しい形のリハビリを取り入れています。
使われているのは、タブレット端末です。
利用者は動画を見ながらテーブルや椅子など自宅にあるものを使ってそれぞれに合った運動を行います。
その姿をカメラで録画し、施設でセラピストがチェックして、後日、そのアドバイスを利用者に伝えるという流れです。
利用者の1人、87歳の西村フジ子さんはこの半年で2回骨折してしまい、入院生活が続きました。
スタッフが滞在するのは30分ほどですが、西村さんは直接顔を見て話ができる時間を大切に感じているようです。
ライフタウンまびのデイサービスを利用している人は、現在120人います。
その中でおよそ50人の利用者がこの遠隔リハビリの利用に前向きだと回答しました。
新型コロナの影響で介護業界にも情報通信技術を取り入れていくといった新しい風が吹いています。
ライフタウンまびでは、今後もこの取り組みを続けていきたい考えです。