地域全体で子どもの成長を支えようと活動する学校や企業の取り組みを学び、意見を交換するフォーラムがオンラインで開催されました。
岡山県教委が初めて企画した「ひとづくり・まちづくりフォーラム2021」はきのう(29日)、完全オンラインで開催され、学校関係者などおよそ520人が参加しました。
研修会は地域と学校が連携して活動する「地域学校協働活動」をテーマに、PTAや公民館の職員などが垣根を越えて交流することで、新しい学びとつながりを生み出そうというものです。
備中・備前地域で活動する12の団体や企業がそれぞれで実践している取り組みを発表しました。
KCTエリア内からは倉敷まきび支援学校と倉敷商業高校、倉敷市立庄小学校、それに玉野市「たい子ども楽級」の合わせて4団体が選ばれ、日ごろからどう地域と関わって教育に生かしているのかを話しました。
倉敷商業高校では倉敷美観地区で観光案内するボランティアガイドを生徒が行う時間を作ることで社会に参加し、地元の魅力を改めて知る機会にしています。
また、子どもたちの放課後の居場所となっている玉野市の「たい子ども楽級」は遊びから学びを生む活動に力を入れていて、学校の先生からの相談をきっかけに地域住民と協力して星空観察会を実現させました。
発表が終わると参加者はグループに分かれて、自分の地域で生かせそうなことなどについて意見を交換しました。
今回の発表内容は12月末まで岡山教育事務所のホームページに動画で公開されています。