西日本豪雨での教訓を生かそうと高梁川流域の6消防本部が合同で水害を想定した訓練を行いました。
訓練には倉敷消防局の高度救助隊を中心に総社市や高梁市など高梁川流域の6つの消防本部が参加しました。
今回の訓練では西日本豪雨災害の時の隊員たちの体験をもとに3つの救出場面が想定されました。
豪雨災害では、民家の1階が浸水し2階に住民が取り残された事例が多く発生しました。
取り残された要救助者の中には、お年寄りなど車いすを必要とする人もいて訓練では自立歩行が難しい人の救出について隊員同士の連携を改めて確認していました。
また、水に流された人の救出を想定した訓練では水上バイクとおよそ20人が乗ることができる高機能救出ボートが登場。
2台の連携でより速い安全の確保を目指しました。
倉敷市消防本部ではより実践に近い形で訓練することによりいざという時に備えるため屋外での訓練を去年から行っています。