倉敷市水島にある県内最大級の戦争遺跡亀島山地下工場について学ぶ催しが今月3日に開かれました。
軍需工場の疎開先として使われた地下トンネルを見学した参加者は、戦争の悲惨さと平和の大切さを再認識していました。
今月3日に開かれた亀島山地下工場の見学会。
参加者を募集したところ、定員の40人がすぐに埋まり関心の高さがうかがえます。
標高78mの亀島山の地下に、第二次大戦中の1944年11月ごろから掘り進められた全長およそ2000mのトンネルは、三菱重工業水島航空機製作所の空襲疎開先として活用されました。
地下工場見学の前には、岡山出身のミュージカル女優清水ゆきさんが亀島山のオリジナルソングを、平和への願いを込めて熱唱しました。
亀島山地下工場の進入路は民家の裏手にあるため、通常は開放されていません。
工場が作られた当時は11カ所も入口があったそうですが、崩落の恐れがあるため、いまはほとんど塞がれていています。
また、トンネル内部の多くは岩盤が崩れ落ち、崩落の危険をはらんでいます。
さらに奥に進むと、幅4m、高さ2m、奥行き30mの通称13号トンネルがあります。
ここでは、20人前後の工員が作業をしていたといわれています。
中には旋盤機械を据え置いたと思われる痕跡が残っています。
私が聞いた話では昭和20年4月12日とうとう犠牲者が出た三菱にB29が一機だけきて爆弾を落とした(地上の)機械工場に落ちて若い工員が7人犠牲になったそれで大騒ぎになって「もういかん」となってまだ作りかけだった亀島山(地下工場)に機械を運び込んだ全国の軍需工場で似たような地下工場が作られているが未完成だったトンネルがほとんどここのように実際に一部機械を運び込んで工場の代わりとして使おうとしていた非常に貴重な場なんですね
募集開始からすぐに満員となった亀島山地下工場の見学会ですが、今後も開催していくということです。