古墳や備中国分寺など多くの歴史的な観光名所がある、吉備路周辺の魅力を発信するスキルを身に着けてもらおうと、小学生向けの観光ガイド養成講座が開かれました。
この講座は総社市内の小学生たちに、吉備路の歴史を肌で感じてもらうとともに、その魅力を発信する力を養ってもらおうと、「吉備路ボランティア観光ガイド協会」が初めて開いたものです。
2年生から6年生まで11人の児童たちは、作山古墳やこうもり塚古墳、備中国分寺周辺を実際に歩いてめぐりました。
その中で、事前に吉備路ボランティア観光ガイド協会のメンバーから学んだ知識や、自分たちで調べたことを互いに教え合い、「観光ガイド」を実践しました。
吉備路ボランティア観光ガイド協会は、平成6年に備中国分寺のおよそ4年間の改修作業が完了したことをきっかけに、観光客に吉備路の魅力を発信しようと設立されました。
現在、メンバーは44人で、市内の観光ガイドをはじめ、小中学生の校外学習のサポートなどを行っています。
近年はボランティアガイドの高齢化が進んでいることから、岡山県立大学の学生に向けた講座を開くなど、観光ガイドの裾野を広げる活動にも力を入れています。
吉備路ボランティア観光ガイド協会は、小学生向けの観光ガイド養成講座を継続していく考えで、今後は海外の観光客にも対応できるよう、英語を取り入れた内容も組み込んでいく予定です。