三菱自動車水島製作所では働きやすい環境を目指し工場の環境負荷を減らす「からくり」のコンペを行いました。
このイベントは三菱自動車水島製作所が工場での作業効率の向上や環境負荷を軽減し、働きやすい現場を作ろうと行っているものです。
現場の作業員が重いものを持つ工程や、工具を取りに行く工程などを減らすために考案した「からくり」を利便性やアイデア性の観点から競い合います。
5回目となる今回は水島製作所や部品製造を担う他社などから13作品の出展がありました。
作品は太陽光パネルや水、てこの原理などを利用した「からくり」が映像やミニチュア版で紹介されました。
こちらは自動車の工場内に落ちたねじの分別に使用します。
以前は樹脂製のネジと鉄製のネジを手作業で分別していましたが、この機械に通すことで中にある磁石の力が働き、簡単にネジの分別が出来るようになりました。
最優秀賞を獲得した「らくらくポイ太郎」は、ケーブルのごみ箱に使われます。
通常80キロほどあるごみを二人で持ち上げていましたがラクラクポイ太郎を使うと・・・ごみ箱が持ち上がり簡単にごみ捨てが可能になりました。
からくりを工夫し女性や高齢の作業員、新人など誰でも作業がしやすい環境を作ることで新たなモノづくりへの貢献が期待されます。
今回優秀賞に選ばれた作品は特許を申請する予定です。