KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

梅雨が明けたばかりですが、これからの夏は局地的な大雨や台風による災害にも警戒が必要です。
気象庁は６月から大雨に関する防災気象情報の一部をよりわかりやすく改めました。
ポイントを岡山地方気象台の垣内啓宏さんに伺いました。

＜線状降水帯予報が半日前に＞
気象庁では去年６月から、線状降水帯が発生したときに
「顕著な大雨に関する気象情報」を発表し、警戒を呼び掛けてきましたが、今年６月１日からは、線状降水帯が現れる可能性が高い場合、半日前に発表するようになりました。地方単位で発表され、岡山県は「中国地方」で呼びかけます。

＜危険度分布「キキクル」が見やすく＞
この６月３０日から改善されました。
①５ｋｍ格子が１ｋｍ格子になり解像度アップ
②警戒レベル５の黒色を追加、薄い紫・濃い紫を統一（警戒レベル４）。これによって警戒レベル相当情報として　より分かりやすく危険度を伝えられる
　
黒はすでに災害が発生してもおかしくないような状況です。黒を待つのではなく紫が出た段階ですでに避難完了を。
一方で土砂災害が発生している場合は避難している方が危険な場合があります。状況を冷静に判断し、今いる場所より安全な所へ移動するなど身を守る行動を。
避難指示などが発令されていなくても、色が出ているときは自主的に避難することが重要です。
赤＝レベル３（高齢者等避難）　紫＝レベル４（避難指示・避難完了）