絵画愛好家グループ「倉敷美術サンガ」の創立50周年を記念した作品展が、倉敷市立美術館で開かれています。
1973年5月に発足した倉敷美術サンガは、洋画家・福武一心さんを講師に週に1度倉敷公民館で活動しています。
現在は30代から70代までの11人が所属し、一人ひとりの個性を大切にしながら絵画を楽しんでいます。
会場には、アクリルや油彩、デッサンなどおよそ40点が並びました。
風景や人物などテーマは自由ですが、同じモデルを描いた場合も会員それぞれの独創性が光り、違った表現を楽しめるのが倉敷美術サンガの魅力の1つです。
今年最も力を入れたのは、会員全員の共同制作「Guernica in 2022」。
ピカソの「ゲルニカ」を基に11人で分担して描き、縦およそ1.5メートル、横およそ5メートルの作品を仕上げました。
元々の「ゲルニカ」には無いカラフルな色や模様、コラージュ、メッセージなどにそれぞれの平和への想いを込めました。
そのほかにも、ウクライナの国旗をイメージした風景画や、ロシアからの侵攻を受けたウクライナの復興と平和を願う作品も展示されています。
倉敷美術サンガ展は、9月4日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。