玉野市の玉原小学校で、児童が大手コンビニエンスストアの社員からフードロス問題について学びました。
授業には、特別支援学級の1年生から6年生の児童14人が参加しました。
講師を務めたのは、セブンーイレブン・ジャパンの田部大貴さんです。
岡山市や瀬戸内市の店舗の経営マネジメントを行う田部さんは、現場の視点からフードロスについて感じていることや取り組んでいることについて話しました。
日本では、年間2000万トン以上の食品が廃棄されていて、そのうちの2割がまだ食べられるものです。
セブンイレブンでは、廃棄の量を減らすために、賞味期限が長い商品や食べきりサイズのものを開発したり動物のエサや植物の肥料に活用したりしていることを紹介しました。
そして、児童たちがすぐに実践できそうな「てまえどり」という買い物方法を呼びかけました。
玉原小学校では、支援学級の児童たちがフードロスや環境問題を考えて買い物ができるようになることを目指しています。
3学期中には実際に買い物へ行く予定となっていて、児童たちは、それを前に気を付けるべきことを学べたようでした。
この出張授業は、玉野市が2019年にセブンイレブンと結んだ地域活性化包括連携協定の取り組みの一環として市内の小学校で行われているものです。
セブンイレブンの出張授業は、今月25日に鉾立小学校でも行われる予定です。