温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル推進に向け水島コンビナート内の企業などでつくるネットワーク会議は取り組みの基本方針を決めました。
ネットワーク会議は製鉄や化学製品、自動車などを製造する水島コンビナート企業や県、市など20の団体が入り脱炭素化を地域全体で取り組もうと去年11月に発足し協議してきました。
きのう(22日)の会議では2050年までにカーボンニュートラルを実現するために取り組む基本方針を決めました。
方針では水素やアンモニア、バイオマスなど二酸化炭素を出さないエネルギーへの転換を促進することや電気自動車や風力発電用の部品生産などカーボンニュートラルに貢献できる製品を生産供給していくことで脱炭素化を目指していきます。
ネットワーク会議では次回、夏頃に会議をひらき現状の情報共有や取り組み方針の見直しを行っていきます。
ネットワーク会議では海外から船で運搬されてきた水素やアンモニアなどを水島港で貯蔵する施設整備などを議論する「カーボンニュートラルポート」の準備会も行われました。