倉敷市立短期大学でファッションや芸術、デザインなどを学んでいる学生の卒業・修了制作展が倉敷市立美術館で開かれています。
会場には倉敷市立短期大学の服飾美術学科と専攻科服飾美術専攻を今年卒業・修了する学生の作品54点が並んでいます。
作品には「ファッション感性工学ゼミ」や「空間デザインゼミ」など10つのゼミでそれぞれ学んだ知識や技術を駆使しています。
普段は料理をするときに使うエプロンですが、「私服のコーディネートに組み込むエプロン」をテーマにして作った作品や、繊細で華やかなバラの刺繍が特徴のポーランドの民族衣装などデザイン性の高いものが並んでいます。
作品は制作物だけではありません。
もともとフィギュアスケートに興味を抱いていたファッション感性工学ゼミの高松里香子さんは競技衣装に焦点を当て、研究を始めました。
100人を超える学生にアンケートを取ったり、スケートの衣装制作に携わる人に取材をしたりなど、研究結果を4つのパネルにまとめました。
他にもフリルの印象効果や惹かれるロゴマークなど学生生活の集大成が詰まっています。
「倉敷市立短期大学卒業・修了制作展2024」は倉敷市立美術館で今月25日(日)まで開かれています。