倉敷市立短期大学 専攻科の学生が企画した作品展が、倉敷美観地区のカフェギャラリーで始まりました。
会場には、絵画や写真などおよそ30点の作品が並びます。
展覧会の企画を行うライフプロダクト演習IIの授業を受講する倉敷市立短大専攻科服飾美術専攻2年生の学生4人が開催したもので、テーマ決めから会場の確保まで自分たちで行いました。
作品展のテーマは、「慰める」という字の「慰」です。
写真を撮るのが好きな松永愛莉さんは、およそ1年間で撮影した食べ物の写真152枚を連ねました。
ひとつひとつが一緒に食べた人や行った場所、当時の気持ちを思い出すきっかけとなり、心を温めてくれます。
長尾博佳さんは自身の不安や悩みを抽象画として表現しました。
こちらは高校時代に描いた納得いかなかった絵を塗りつぶした「跡」という作品です。
中央に残るヘラは、過去を消そうとしても終わりがないことを表し、これまでの自分をまるごと愛そうという思いを込めました。
そのほか、過去に不安や緊張を和らげてくれた「慰めごはん」のクレヨン画、自身を支える言葉と優しい表情のモチーフを組み合わせたお守りキーホルダーなどそれぞれが考える「慰」を表現しています。
倉敷市立短期大学専攻科の学生の企画展は、今月25日(日)まで倉敷市阿知のカフェ&ギャラリー青い鳥で開かれています。