今年3月に倉敷市船穂町柳井原に整備された柳井原みらい公園のヘリポートを使った飛行が初めて行われ地元住民が上空から西日本豪雨災害後の地域の変化を確認しました。
災害が起こったときに防災消防ヘリやドクターヘリなどが離着陸する場として整備された柳井原みらい公園のヘリポートに初めてヘリコプターが着陸しました。
倉敷市船穂支所が、地域住民に西日本豪雨災害からの復旧の様子を上空から見てもらおうと、ヘリポートを使った搭乗体験を企画しました。
柳井原みらい公園からの初フライトには地域住民3人が乗り込みました。
今回のフライトでは、小田川と高梁川との合流点を約4.6km下流へ付け替える工事にともない整備された柳井原貯水池の堤防や道路、新しい小田川などの景色を上空300mから見渡しました。
柳井原みらい公園は倉敷市と国土交通省が共同で整備した新たな防災拠点「柳井原地区河川防災ステーション」に設置されたものです。
ヘリポートはその施設の一つで、敷地内には有事のときに水防団が活動する場などとして設置された柳井原地区水防センターも入っています。
また、非常食や防災グッズなどを保管した備蓄倉庫も備えています。
岡山河川事務所によると、県内では柳井原地区のほかに岡山市北区建部町の旭川沿いにも河川防災ステーションがあり、ヘリポートを擁しています。