玉野市の水族館で大型連休企画展として色鮮やかなハゼが展示されています。
「ハゼナゼ展」と題された企画展には変わった生態のハゼや色鮮やかなハゼなど8種類が展示されています。
展示にはハゼのシルエットと生態を説明したポップが貼られ、見比べながらハゼについて学ぶことができます。
赤い帯状の模様が特徴的なクビアカハゼは、巣穴を掘る能力が低く、テッポウエビに巣穴を掘ってもらう一方、巣穴に外敵が近づくと体を大きく動かしテッポウエビに外敵の存在を知らせます。
トビハゼは、胸びれの筋肉が発達していて飛び跳ねるように移動することから名づけられました。
水中ではえら呼吸、陸上では皮膚呼吸を行い、瀬戸内海の干潟でも泥の上を飛び跳ねる様子が多く見られます。
また屋外にはビオトープが設置されていて現在冬眠中のトビハゼがまもなく活動を始めるということです。
ほかにも沖縄県の暖かい海などに生息するアケボノハゼやハタタテハゼも展示されている企画展「ハゼナゼ展」は5月11日まで開かれます。
渋川マリン水族館では燃料や生き物のえさの価格高騰、施設の維持・管理のためあす5月1日から観覧料を引き上げます。
15歳以上が800円、5歳以上15歳未満が400円となります。
施設は今後も企画展示やイベントを開催するほか動物達の飼育環境の向上に取り組んでいくということです。