水倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道は、今年で設立55周年を迎えました。
55にちなみ、5月5日のきょう、記念イベントやグッズの販売が行われました。
「ピーポー」などの愛称で親しまれる水島臨海鉄道は、1970年4月の営業開始から55年を迎えました。
倉敷市駅にやってきたのは、記念イベントに向かう臨時列車。
キハ30 100とキハ37 103の特別編成です。
特にキハ30は扇風機以外の空調設備がないため本来5月には走らない車両です。
イベントの午前の部には親子連れなど34組97人が参加し、列車に乗って会場に向かいました。
到着したのは…普段は入ることができない貨物専用の駅「東水島駅」です。
まず登場したのは、大型コンテナの積み下ろしを行うトップリフター。
最大で24トンまで持ち上げることができます。
子どもたちは、コンテナを運ぶ様子に釘付けになっていました。
そして、貨物列車との記念撮影も楽しめます。
中でも、JR貨物が所有するDE10はすでに全国で営業終了した貴重な車両で、多くの親子連れが写真に収めていました。
そのほか、車内アナウンスやドアの開け閉め体験、缶バッジや運転士帽子づくりのワークショップなどさまざまな催しがあり、子どもも大人も特別な空間で鉄道を満喫していました。
午後は鉄道ファンなどの大人向けイベントが開かれ、およそ100人が参加しました。
また、倉敷市駅の窓口では、きょう(5日)から、55周年記念グッズの販売が始まりました。
レトロな記念硬券は合計金額が550円となっていて、1000セット限定で販売されます。
そのほか、旧国鉄車両キハ205のメタルキーホルダー、水島臨海鉄道の車両が描かれたクリアファイルやフェイスタオルも登場しました。
販売は、倉敷市駅でご覧の時間に行われます。
●平日 午前6時~午後7時 土日祝 午前7時~午後5時