岡山県の民謡として歌い継がれる下津井節の全国大会がきのう28日、倉敷市で開かれ、のべ90人の歌い手がステージで自慢の喉を披露しました。
北前船が立ち寄った港町下津井で歌われた民謡の節回しを競う大会です。
37回目を迎えた今年は、岡山県内から27人、県外から63人がエントリーしました。
日本民謡梅若流の家元 梅若梅朝さんをはじめ5人が審査にあたりました。
その結果、総合優勝に輝いたのは、岡山市の三村ゆうさんでした。
15歳以下の少年少女部門では、最年少9歳の男の子をはじめ7人がエントリー。
倉敷市からは、郷内小学校の6年生2人が去年に続いて登場し、一段と成長した歌声を披露しました。
櫓漕ぎ唄とも呼ばれるゆっくりとしたテンポの舟唄調の部門もあり、出場した人たちは当時の船頭の思いを込めながら、味わい深く歌い上げました。
各部門の優勝者は、ご覧の通りです。
■高年(70歳以上) 薮木正喜 津山市
■青壮年(16〜69歳) 三村ゆう 岡山市
■少年少女(15歳以下) 村田りあ 愛知県西尾市
■舟唄調 高尾恵一 兵庫県姫路市