岡山県立総社高校が100周年を迎え、記念式典を開きました。
記念式典には、総社高校の在校生823人をはじめ、卒業生や学校関係者など1000人が出席しました。三谷昌士校長は、高校の前身である私塾の創設者板野不着の教育理念「小才を斥して大成を期す=社会に貢献できる人づくり」について説明し、「総社高校での学びを自身の人生の充実や社会への貢献に生かしてほしい」と生徒たちに期待を寄せました。総社高校は、私塾春藹学舎をもとに1917年、吉備郡総社町外13ヶ町村学校組合立・春藹実科高等女学校として開校されました。その後、1948年に岡山県立総社高等学校と改称し、男女共同の普通科と家政科を設置、これまでに2万9千679人の卒業生を送り出しています。式典では、同窓会会長の清水男さんがあいさつしたほか、同窓会やPTAなどの功労者に感謝状が贈られました。また生徒会長の吉川麻穂さんは「総社高校は100年もの間地域の人に見守られながら歴史を刻んできました。互いに協力し合いながら、一日一日を大切に過ごすとともに、より良いまちを作り上げていきたい」と今後の飛躍を誓いました。総社高校では更なる発展を目指し、来年春からより情報通信技術を活かした授業や英語教育の充実を進めるほか、制服を新しくします。