障がい者や高齢者など社会的弱者に寄り添った施策を進める総社市は、全国屈指の福祉先駆都市への挑戦を広く市民に知ってもらうためのフォーラムを開きました。
フォーラムには加藤勝信厚生労働大臣も出席し、「高齢化社会を迎え、弱者支援の環境をどう整えていくか、自治体の総合力が問われる」と話し、総社市の取り組みに期待を寄せました。
パネルディスカッションではAMDAの菅波茂代表がコーディネーターを務めました。
厚生労働事務次官の蒲原基道さん、WHO西太平洋地域事務局の葛西健さんなど4人がパネリストとして意見交換しました。
中でも、岡山経済同友会代表幹事で両備グループ代表の松田久さんは「経世済民」の言葉を引用し、「経済界も一丸となって弱者支援にあたっていく必要がある」と説明しました。
総社市の片岡聡一市長は「全国で一番弱者に優しい町を目指す」と話し、徹底した福祉の充実を訴えました。
会場には福祉に関心のある市民などおよそ350人が熱心に耳を傾けていました。