田植シーズンがはじまります。
倉敷市真備町の小田川では水を確保するための簡易ダムの設置が行われました。
宮田橋の東側にある宮田堰です。
この堰はラバーダムと呼ばれるゴム製のチューブを膨らまし川の水をせき止める構造になっています。
朝から管理組合の組合員などが訪れ、田植えシーズンに向けてラバーダムに空気をおくりこんでいきました。
この堰は小田川の水をせき止めることで水かさを増やし用水路へ水を流していく仕組みとなっています。
供給するのは真備町の呉妹地区から下二万地区までの水田およそ150ヘクタールで宮田堰は米作りに欠かせない小田川の水を送る大事な役割を担っています。
その一方で、去年は小田川の氾濫で真備町は水害となり組合員も被害を受けました。
組合員の須増さんは改めて小田川に対する意識が変わったと言います。
堰は9月まで設置する予定で、順調にいけば1週間ほどで水が溜まり用水路へ供給できるということです。