フードロス削減に取り組む倉敷古城池高校の生徒が、小学生と一緒に廃棄食材でできた缶詰を活用して料理に挑戦しました。
公民館講座を企画したのは、倉敷古城池高校でフードロス削減の啓発や子ども食堂の支援に取り組む「ワッショイ!とーかーずTeam Children´s Cafeteria」の生徒7人です。
市内の小学生6人と一緒に作るのは、廃棄食材を使って作られた缶詰「コノヒトカン」を活用した料理です。
「ニク」と「サカナ」の混ぜご飯用の缶詰を今回はチャーハンとスープにアレンジしていきます。
まずはチャーハンから。
長ネギやキャベツ、しめじを協力して切って炒め、そこにサバやサワラが使われた「サカナカン」を投入。
溶き卵とご飯も一緒に炒めたら、食感が楽しい栄養満点チャーハンの出来上がりです。
スープには「ニクカン」を使います。
ジャガイモや人参などを茹で缶詰を入れるだけで牛肉の旨味たっぷりのトマトスープになりました。
さらにもう1つオリジナル料理を考えました。
使うのは、捨ててしまいがちなキャベツの芯とブロッコリーの茎です。
根気強く細切りにして、砂糖、しょうゆ、みりんで味付けると甘辛いきんぴらに。
彩りよく盛り付けたら、フードロス削減特製メニューの完成です。
Team Children´s Cafeteriaは去年11月に行われたコノヒトカンの活用方法を競うコンテストで、公民館で料理講座などを開催するアイデアが優秀賞に選ばれ、このイベントが実現しました。
生徒たちは、2学期以降水島地区の小学校でフードロス削減についての出前授業を行う予定です。