あす25日に開催される消防救助の技術を競う全国大会に、中国地区代表として、倉敷市消防局の12人が出場します。
倉敷市からは過去最多となる5つの種目でのエントリーです。
全国消防救助技術大会は、消防隊員の技術向上などを目的に毎年開催しています。
陸上・水上あわせて14種目あり、今年は地区予選で上位に入ったおよそ1000人が大会に集います。
この日は、中国地区代表に選ばれた倉敷市消防局の12人が、練習の成果を披露しました。
このうち、全国大会に初出場となる種目「障害突破」は、災害現場の様々な障害を想定した訓練です。
塀を乗り越える、ロープを使って降りる、濃い煙の中を通過するなど、5つのミッションを協力して素早くクリアする種目です。
倉敷市のチームは、地区予選で最も速いタイムを出しました。
「はしご登はん」は、命綱をつけて、高さ15mの垂直はしごを登る訓練です。
水島消防署の名越大貴さんが、地区予選2位のタイムで、中国地区代表に選ばれました。
酸素ボンベとロープを身に着けて行う「ほふく救出」は、火災などで煙に巻かれた人を救け出す訓練です。
8mの狭い通路を抜けた先にいる急病人を救助するまでの時間を競います。
標準タイムは1分2秒ですが、倉敷市のチームは中国地区予選で38秒台を記録し、全国出場を決めました。
全国大会は25日午前9時から、北海道札幌市で開かれます。
なお、大会の模様は動画配信サイトYouTubeで生中継される予定です。




