倉敷市児島の味野学区で、住民の防災意識を高めようと地域を歩いて危険箇所を探しマップを作る取り組みが行われました。
味野小学校には、味野学区に住む園児から高齢者までおよそ170人が集まりました。
住民たちは防災マップを作るために学区の4つの地域本村、井戸、味野城、橋本を歩きながら災害が起こった時に危険な場所、役立ちそうな場所を探します。
8つのグループに分かれたら、まち歩きスタート。
グループには倉敷市災害ボランティアコーディネーター連絡会の防災士や倉敷鷲羽高校の生徒ボランティアが加わり手助けします。
まちの中をよく見てみると、ひびが入った塀や水はけが悪い側溝など危険を感じる場所が多く見つかりました。
見つけた危険箇所は写真を撮り、記録に残します。
まち歩きを終えたら学校に戻り、マップにまとめていきます。
危ない場所は赤、役立つ場所には緑などシールを貼り、写真も使ってオリジナルの防災マップを完成させ、それぞれの気付きを発表しました。
味野学区では、自治会や社会福祉協議会などからなる味野地区小地域ケア会議が主体となって、2019年から年に一度防災イベント「地域みんなで学防災」を開いています。
今回見つけた危険箇所は、住民や市に呼びかけ改善を図ります。
また、作成したマップは味野小学校の体育館に掲示する予定です。