倉敷市は、真備町に整備している復興防災公園「まびふれあい公園」が、今年度中の完成に間に合わないと発表しました。
当初より3ヵ月遅れになる見通しです。
「まびふれあい公園」は、倉敷市真備町箭田の小田川と支流の高馬川が交わる倉敷まきび支援学校近くに整備しています。
建物1棟を中心に円形の広場が広がるデザインで、防災教育や住民が交流できる場として、災害時は救助活動の拠点や一時避難所としての活用が期待されます。
2021年度から造成工事に着手し、今年3月末の完成を目指していました。
しかし、多目的室などを備えた木造平屋の建物に使う材料の調達が遅れたことや、竹を使った屋根の工事が難しいことから、市は今年3月末の完成に間に合わないと判断しました。
建物は4月中に完成する見込みで、舗装工事などを終えて、工事が完了するのは6月中の見通しです。
伊東市長は、5月ごろをめどに暫定的に開放し、豪雨災害から6年の節目となる7月6日までに大きな行事ができるようにしたいと説明しました。
なお、総事業費は当初10億円と見込んでいましたが、資材の高騰などで最終的に13億円となる見通しです。