倉敷市議会2月定例会が開会しました。
初日は物価高騰対策などを盛り込んだ総額126億円あまりの補正予算案を提案しました。
開会初日に今年度関連の議案として執行部が提案したのは、あわせて25件です。
伊東香織市長が提案理由を説明しました。
提案された補正予算案は、一般会計で126億6700万円の増額です。
物価高騰対策として、2カ月分の水道基本料金2178円を市が負担する経費5億2200万円が予算化されました。
また、小中学校と支援学校の給食費も、2億6400万円かけて、1カ月分無償化します。
いずれも実施時期は検討中です。
そして今回の補正予算案では、国の交付金を活用して公共施設の建設修繕工事の予算を、新年度当初予算から前倒して計上しています。
2026年度から義務教育学校になる下津井中学校などのべ44校園の校舎や体育館を改修するための費用に総額45億7200万円を充てます。
また、児島学校給食共同調理場の整備費に4億4600万円を配分しました。
このほか、企業版ふるさと納税を活用した事業では、4月3日、美観地区に開館予定の児島虎次郎記念館に2億2700万円を予算化。
今年の夏に全国公開する倉敷を舞台にした映画「蔵のある街」の撮影経費に4300万円を計上しました。
また予算案以外では、児島地区のデニムメーカー「WHOVAL」など6団体で構成する共同企業体「MIKOSI」を鷲羽山レストハウスの新しい指定管理者に2年間指定する議案なども提案されています。
きょう提案された議案は、あさって19日に議決されます。
また、新年度当初予算案も19日に提案される運びです。