きょうは桃の節句です。
そこで、江戸時代から現代までの雛人形を集めている玉野市に住むご夫妻のコレクションを取材しました。
玉野市宇野の萱(かや)さん宅です。
玄関を入ると部屋中に様々な雛人形が並んでいます。
和室とリビングの合わせて3部屋に飾られた雛人形のコレクションは古い物好きのご主人・晋さんがおよそ40年前から集めたものです。
家族のものや、知りあいからもらったもの、旅行先や古美術店で見つけたものなど、およそ40作品が並びます。
江戸時代から昭和40年頃までの作品を中心に、現代では珍しい人形が一堂に揃いました。
一番古いものは江戸時代のお雛様です。
雄雛の着物の袖が横に広がっているのが特徴です。
一方、こちらは、昭和40年頃の人形ですが、女雛が立派な十二単を着ているほか蹴鞠をしている人形がセットになっていて、平安時代の文化を感じる雛飾りになっています。
こちらの掛け軸のお雛様は一般的なすまし顔ではなく、ほほえんだ表情が魅力的です。
萱さんはこれまで桃の節句に合わせて雛人形のコレクションを自宅の3部屋に展示し地域の人に見てもらっていましたが、今年で最後にするそうです。
萱さん宅での雛人形の展示は3月10日まで開かれています。
見に行かれる場合は萱さんへご連絡をお願いします。